IMF＝国際通貨基金のゲオルギエバ専務理事＝AP

IMF＝国際通貨基金のゲオルギエバ専務理事は7日、世界経済の回復の二極化に対して各国にワクチン普及への協力など緊急行動を呼びかけました。新型コロナウイルスの感染リスクが高い人々にワクチンを迅速に接種することで「今後半年で50万人以上の命を救える」と訴えました。

G20=20カ国・地域の財務相・中央銀行総裁会議が9～10日にイタリアのベネチアで開かれるのに合わせ、声明を公表しました。世界経済は4月時点の予測に沿って回復に向かっているものの、政策対応力の違いなどから「経済状況の乖離（かいり）が深まり、多くの国がさらに後れをとっている」と指摘しました。（日本経済新聞）